殿様のたわごと
僕自身の身の回りにおこったことや 感じたことをつらつらと書き綴っただけのブログ。 たまにエッセイ的なものupする予定。
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逸見庸Ⅱ
 数年前、大阪で辺見さんとお会いした。
日ごろからお世話になっている方から、辺見さんの講演会があるからおいでよ、
と誘われたのがきっかけです。
 
 講演が終わった後に一緒に飲みに連れて行って頂いたのですが、
辺見庸はかっこよかった。

 昭和の匂いを色濃く漂わせるスナックで彼は桑田佳祐の「月」を歌った。
なんともいえない渋い声で歌っていた。
決して上手いとはいえないのだけど、かっこいい。
歌は心で歌うものなんだなぁと思わさせられた。

 その後、「ハノイの月」という辺見さんファンの方が、されているお店へ。
そこで俺は朝まで辺見さんとお話をさせて頂いた。
勿論、周りに何人か人はいたのだけれど、かなり二人で盛り上がっていたと思う。
酔っ払っていたのでそう思っただけかもしれないけど・・・。

 辺見さんは死刑制度反対に関すること熱く語ってらっしゃった。
そのほかには、彼の作品である「ゆで卵」に関する評価に気を揉んでらした。
「俺は好きですよ」というと、辺見さんは少し嬉しそうに
「どんなとこが?」と尋ねられる。
「辺見さんの変態チックなとこ」と答えると・・・・
          大爆笑
「俺って変態か?」
「ええ、変態です」言い切っちゃった。
でもそのあとも笑ってくれた。
「ゆで卵」という作品は地下鉄サリン事件を体験された辺見さんが、
その体験を下に書かれた作品であるが、なんというか・・・
これまでの作品とは性質が違うせいで、もうああいったものは書かないでくれ
といわれたこともあるそうだ。
だから、失礼なことを言った俺に対して、
「君は面白いな」と仰っておられたのだと思う。

 思想等に関しては俺とは相容れない所の多い辺見さんなんだけど、
すんげーかっこいいぜ。

 思想や宗教が違っても相手を理解できることはあると思うといまになって感じている。
世界平和への第一歩かな。

 「ハノイの月」には辺見さんがお書きになられた、
「人生どんぶらこ」
という壁書がいつまでもあるだろう。


 今は、ただただ辺見さんの病状回復を切に祈るだけです。
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